フロントチェンジ
試合で速攻でドリブルをしている時に、進路をディフェンスに塞がれそうになった場合に方向転換して相手をかわすテクニックがフロントチェンジですね。
チエンジというのは、ドリブルする手を替えることで、基本的には右に行くなら右手で、左に行くなら左手でするほうが、ディフェンスの前にボールをさらすことがないのでカットされにくくなるので、ドリブルをする手を替えるチエンジをすることが必要になってくるのです。
そして、フロントチェンジの特長としては、ドリブルのスピードを落とさずに方向を変えることが出来るので、相手とも距離がある時には効果なテクニック的です。ですが、相手が接近している場合は、ボールを体の前を通すのでスチールされる恐れがあります。
ちなみに80年代をリードした永遠のヒーローであるNBAのマジック・ジョンソンは子供の頃にストリートで毎日のようにドリブルの練習をしていたそうで、駐車している車をディフェンスにみたて、ぶつかりそうになるとフロントチェンジをしてかわしていたそうです。
やり方としては、ボールの外側の斜め上に手をそえ、視線と体の向きはそれまでの方向のままで、ボールを手に軽くひっかける感じで手首のスナップを使い左足の外側に落とし逆方向に鋭く状態を捻り、外に右足を蹴るようにして方向転換します。
バウンドさせたボールをなるべく膝あたりの低い位置で手元はみないように左手で受けます。
この時に相手の動きををしっかり見るようにします。
そして、ドリブルを急停止させ、その瞬間に左足を前にして半身になり、手をボールの外側に引っ掛け左足を素早く斜め後ろに引き、腰も左にひねりながら後ろに引き、ボールの外側にかけていた手を左足の外側にスナップをきかせ引き戻します。
そして、バウンドしてくるボールを左手で膝の高さの位置で受け、すぐにドリブルを逆方向に始めます。
スピード感あふれるフロントチェンジが出来るようになれば、ディフェンダーやマークしてくる選手を翻弄することが出来るようになります。